日本人だったら、
「どうせデモなんかしたって、何も変わらないよ」って、始めから何もやらないよね。
今朝、10時半に、シラク大統領はCPEの撤回を表明。
そのとき、私はAG(総会)のため、アンフィ(階段教室)Aにいた。
イングリッド、クリステル、リュシーと一緒に。
今日も、「ホンッとに、すっごい大事だから、来て!」って、連絡がまわってきた。
発言者の一人が、「ドヴィルパンがCPEを撤回した今…、」って始めたら、ヤジの嵐。
誰も信じてなかった。
でも、本当だった。それを知ったのは、昼食休憩のとき。
そして、CPEが撤回された今も、大学封鎖を続けるか否かで、学生は揺れている。
「民主的な投票」は、いよいよ水曜日か木曜日の午前中(すごい曖昧)に行われる。
「CPEが死んだ」今も、
ポール・ヴァレリー大学では、混乱はまだまだ続いているのである…。
ひゃ〜! 試験をやる、ってことになっても、勉強がおいつかない、かも…。
「我々の試験を救おう! 我々が要求するのは、『民主的な投票』だ!」
奥中央の白Tシャツ、見えますか? マスコミ取材陣を隠し撮り…
群衆に尻を見せた直後です(!) あ、カメラ目線だった!しかも笑顔
おまけ!
モンペリエでも、全ての大学が封鎖されてるわけじゃないのを、今日知った。
イラン人のクラスメートで、同じ寮に住むパラストが、夜、部屋に来た。
「話があるの。私の部屋に来て」…。なにやら深刻な様子。
(これについて書くと、大河ドラマになってしまうので、また後ほど)
そこで出会った、パラストの隣人・ジュリア(ロシア人)が
「法学部は封鎖されてないから、20日から試験なの!」って、超焦ってたから。
そうだったのか〜!
「踊る」AGの様子は、コチラで:
9時に招集。アンフィAは半分くらいしか、埋まってない。
なんのアナウンスもなく、待つこと1時間。シビレを切らしたイングリッドが、抗議に行くと、「人が集まらないから」とのこと。「今まで誰も何も言わなかったなんて不思議だよね」と、ため息のクリステル。
10時15分。ようやく、始まる気配。ふぅ。
やっと始まった、と思ったら、
「本日の議長を選出します。ヤシンとバンジャマンのどちらかに手を挙げてください」
「司会進行役、アリスで賛成の人は手を挙げてください」
「書記は…」
役職ごとに、決を採る。しまいには、
「この場にマスコミが同席することに反対の人は、手を挙げてください」
おいおい、何回決を採るんだ!
先週の木曜日のAGと同じ要領で、提案したい議題がある人は、ひとりひとり前にでる。今日は、20人くらい。
しかし!
脱線する人、とりあえず思いの丈をぶちまけにきた人、それは今話すことじゃないでしょ、って思わずツッコミを入れたくなる人…。
「僕はここの学生じゃないんですけど…」とか、まだ可愛いほうで、
「私にはCPEなんて、どうでもいいけど(大ブーイング)、民主主義のためにあなたたち、頑張って!(大喝采)」と、異常に興奮してる、東南アジアか南米の女の子(ちょっと恐かった)とか、
「CPEはもう撤回された、ってことだから、僕の言いたいのは、環境問題のために、みんなで立ち上がろう、ってことなんだ」(賛否両論のジェスチャー。なぜに?)
収集がつかない状態なのである。う〜む。
しかも、途中から出現した、マスコミの取材陣を前に、目立つパフォーマンスを始める人(だって、文字通り、ズボンを降ろして、尻を見せたのですよ!)、急に話すテンションがあがる人…。
こりゃ、すごい!
何度、議長が「賛成・反対の意志を示すのは、ジェスチャーだけにしてください!」と言っても、誰も聞いちゃいない。
ブーイング、拍手、提案者の話を容赦なく中断させる人(不満を思い切り表明するために、起立して、提案者を指さし、猛烈な勢いで怒鳴りながら)…。
だんだん、過激なのが誰か、わかるようになってきた。
やっぱり、フランス革命のイメージと重なる。
だって、例えば、「大学を開放して、試験をやろう」という議題に賛成しているのは、いつも、壇から見て左下のグループ。
同じ意見の人が固まってる。
革命時の、「山岳派」という呼び名の由来は、階段席の上に陣取っていたところから来たんだよね。議長から見て左上。過激な意見を持った集団だったので、ここから急進派を「左翼」と呼ぶようになったとか。
なるほどねぇ。
昼食休憩。いったん、寮の部屋に戻る。
日本大好きのリュシーを誘い、カレーを作る。
13時30分。いったん、アンフィAに戻る。でも、数分で、状況が全然変わっていなさそうなのを見て取り、退散。
途中で、カチアが電話をくれた。「試験は決行みたいよ」、だって。
大学封鎖のほうは?
いつまで、続いてたんだろう…。
最後まで、つきあえませんでした



凄く臨場感がありますね。フランスの学生達からは高い失業率の改善に関しての方策とかは具体的に意見とか出ないのでしょうか?
お邪魔致しましたm(__)m
私も、いつも思うのです。なぜ建設的な方策に向けてエネルギーが使われないのかと…。
これもやはり、「考えるのはエリートの仕事」、と庶民が考える、フランスの伝統の弊害なのかな…。友人・オレリーも「考えられない」若者を育てた教育に憤慨してたし。
早速、友人たちに、さりげなく聞いてみます!